2026/03/05 02:28

黒の蹄鉄に銅色の蹄釘と
茶色のこんがりとした焼きムラのある革の層
めちゃくちゃ外国み溢れる
ウエスタンアイテムな雰囲気バリバリなワイルドな男シリーズ
メキシコ北部のヌエボ・レオン州にあるこじんまりとした酒場、暫く行くとテキサスとの国境が見える。
外には馬とピックアップトラック。
店内は薄暗く薄汚れた黄色に塗られ
間接照明に照らされた壁には国旗や十字架、グアダルーペの木彫り壁掛けが薄らと見える。
バーカウンターではソンブレロを被りウエスタンシャツを着たナルコスタイルの男。
コルト社のコンバットコマンダーM1911ハイキャパをショルダーホルスターにさしテキーラを呑む。
暫くして出ていった男の席にはテキーラグラスが逆さに伏せられ中にはコラソン(心臓)のミラグロ。
幸運を祈る蹄鉄のコースターには年輪のようになった幾重もの跡。
今日もまたヘススマルベルデの置物がまたメンバーを迎える。

メキシコの麻 薬カルテルの御用達な銃といえばコンバットコマンダーM1911。
兵士から民間まで広く流通する護身用として人気がある。
安全性が高く100年野ざらしでも使えるというタフさ、45ACP弾が撃てる威力もさることながら
通常のマガジンは7発だが、ハイキャパは18発まで装弾できる。
カスタムパーツが豊富にあり組織ごと、地位ごとに装飾を施す。
握るグリップ部分はカイマン、オーストレッグ、パイソン等のエキゾチックレザーに変えられ、全体を金や銀で彫金されカービング、ダイヤ、等で一丁あたり数百~1千万以上のワンオフカスタムが施される。
戦闘向けのコンバットコマンダーは通常のコルトより短く設計されてるため脇にぶら下げるショルダーホルスターに収納しやすい。
そしてソンブレロ、ウエスタンシャツ、色落ちのストレートデニムにつま先が細いウエスタンブーツを履く。
これを全て含めナルコスタイルと呼ぶ。
ナルコとは密〇人の事で、今では富と権力の象徴としてナルコスタイルと言うカルチャーに。
メキシコ移民のアメリカ人がチカーノや、チョロスタイル同様
アンダーグラウンドが1つのカルチャーになった事のひとつ。
そしてナルコの神様がヘスス・マルベルデ
メキシコ革命時代、政府や権力者の腐敗が蔓延るなか金持ちから金品を奪い貧しい国民へ配った実在した男。
後に捉えられ処刑、数ヶ月も吊され見せしめ。
下はベネズエラ、コロンビアで大量に作られた薬をメキシコ経由でアメリカへ密 輸する際メキシコを通過するため様々な取引を結び密 輸する協力をした政府役人権力者
持つものは無罪放免、持たざる者から身包み剥ぎ取られ
もはや国は何もせず庶民は自らを守る方法の選択肢はなかった。
芸術や工芸の国メキシコは色鮮やかで花と動物を愛し感性が美しく家族単位で工房を持ちその日のお金を稼ぐ。
貧しくも心は豊かで平穏に過ごすことが出来た。
そのような状況で生まれたカルテル。
元は自警団が多く、立ち上げたメンバーには海兵隊、元警官が多数。腐敗した権力者から奪い庶民に配り時には消して、犯罪にあった者たちの相談窓口として捕まえない警察の代わりに鉄槌を下す役割もしていた。
全ての大義名分は国がなにもしないから自分たちで治安を守ること庶民を助ける組織として。
しかし、お金を持ちすぎると結局は目を付けるよそ者が入り込み組織を乗っとる。
アメリカのマフィアスパイ
常にマッチポンプを仕組む
メキシコは昔から移民やオカルト宗教等の取り締まりも緩く
映画でも逃亡や潜伏先でメキシコが扱われますね。
現実もその通りで、今やテキーラやアガベの利権は中 国に次第に奪われテキーラ利権に抗うのがポルフィディオ。故にテキーラを名乗れないテキーラ。
この国で悪さする殆どが外国人
やがて自警団は薬 物を仲介するカルテルへと変わり、今現在も再び加熱中。
余談ですがメキシコでは、国のイベント毎に季節の花を大量に使うのでマリーゴールド、ポインセチア、ケイトウ、等の花の栽培が盛んなので沢山の花を積み込むためや、
テキーラの原料となるアガベの芯(ピニャ)を運んだり、民芸の国ですから陶器、ブリキ、布物、国民全体で商売参入が盛んで商売で生計立てる家庭が多く
カルテルのメンバーを荷台に乗せて撃ちまくったり、敵を素早く連れ去ったり、死〇体を運ぶのにも便利なピックアップトラックがとにかく人気な国です。
日本も余所事ではなく、
メキシコに似た部分が多い。


